ホントにあった怖い話【その2】

ARM Plus 2014年4月29日ARM Plusの日記怖い話

前回のお話しが「タイトルと違ってちっとも怖くないやん!」とのご指摘がございましたので、今回はちょっとだけ怖いお話しをお送りします。

本当にちょっとだけですので、この手のお話しが苦手な方もご安心を!(知らんけど…)

 

前回にも書きましたが、以前勤めていた会社は『デベロッパー』でしたので、主に新築の物件を扱っていました。

建物を建てると、建物の登記を行います。その際に建物の写真が必要でしたので、その写真撮影に同行した時の出来事です。

 

登記手続きの担当者(直属ではないが上司)は、いつもは一人で現場へバイクで(車の免許を持っていなかった)出掛け写真を撮っていたのですが、その日はあいにくの天候で、たまたま会社にいたワタシを掴まえて「現場に同行してくれれば昼ご飯(ステーキ!)をおごってやる」との業務命令を下し、しぶしぶ車で現地まで行くことに…(決してステーキが食べたかった訳では…)

当時はまだデジタルカメラが普及してませんでしたので、撮ったその場で現像される『インスタントカメラ』を利用していました。

一戸建てのその現場は前面道路が狭く、建物全体を撮るにはフレームに入りきりません。

どこか建物全体を撮れる場所はないかと探すと、ちょうど前面道路を挟んで墓地があり、そこからなら建物全体が撮れそうでした。

その墓地は管理が行き届いていて、入るにも躊躇するような怖い雰囲気もありません。

迷わず上司とワタシは墓地に入り(決して早くステーキが食べたかった訳では…)写真を撮ろうとシャッターを押しました。すると……

 

出てきた写真は真っ白で何も写っていないのです…

(注:インスタントカメラは、通常現像まで2〜3分程度掛かります。その時間を過ぎても何も現像されませんでした)

 

おかしいと思い、もう1枚撮ってみたのですが……

結果は同じで何も写っていません。

 

インスタントカメラは時々、フィルムが感光していて何も写らないときがありましたので、その時もそう考えて予備のフィルムに交換し、再度撮影してみました。すると……

 

やはり出てきた写真は真っ白で何も写っていません…

 

数枚その場で撮ってみましたが結果は同じ……

しかし、この時はまだ二人は恐怖を感じていませんでした。

「きっとカメラが故障したんやろう…」と上司が呟いたので、「仕方ないので帰りましょうか」とワタシが提案し(決して早くステーキが食べたかった訳では…)墓地から出ました。

すると上司が(よせばいいのに…)墓地を出て建物にレンズを向けてシャッターを切りました。すると……

 

何事もなかったかのように、ちゃんと建物が現像されて出てきました。

もう1枚撮っても同じ。ちゃんと現像されるのです!

この現象に二人はびっくり!!!

墓地の外からだと建物全体が入らないので、恐る恐る再び墓地に入り(よせばいいのに…)撮影してみることに。すると……

 

やはり何も写らないのです!!!!!

 

 

二人は急いでその場を去り、昼ご飯(ステーキ)を食べに行きました。

 

翌日、その上司は自分で写真撮影には行かず、別の部下に指示して撮影させていました。(ちゃんと墓地から撮影出来たようです)

 

▲ こんなのは見ませんでしたが…

▲ こんなのは見ませんでしたが……

 

 

 

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