消費税率UPで不動産価格は上がるの?【前編】
4月1日より消費税が17年ぶりに引き上げられました。
個人的には、景気が良くなってる実感がないままなので、増税による景気後退が心配ですが……
閑話休題
もちろん、不動産に関係する消費税も5%から8%になったのですが、そもそも不動産の消費税ってどのような仕組みかご存知ですか?
「不動産の価格(家賃)って大きいから、消費税上がると買う(借りる)のをためらうなぁ…」って思ってませんか?
ちょっと待ってください!不動産全てに消費税がかかってる訳ではありませんよ!
「そんなこと知ってるわ!馬鹿にするな!!」って方はそっとこのページを閉じて、好きな音楽でもかけて、脳内にセロトニンを分泌させて、怒りを収めて下さい。(決して苦情メールを送らないで!)
Webサイトを検索するといろいろと書かれていますが、小難しいのが多いので、わかりやすくまとめてみました。(単に私が理解出来ないだけ?)
今回は売買編を掲載します。
最初にお伝えします。
土地には消費税はかかりません!
建物のみに消費税は課税されます。
「それくらいは知ってる!」って失礼しました…
では続いてお伝えします。
中古住宅物件のほとんどは、消費税はかかりません!
なので、ほとんどの物件価格は上がりません!!
「そんなばかな!」って思いました?(ニヤリ)けど本当です!
理由は、ほとんどの中古住宅物件の売主が個人だから。
個人が持っている家を売る場合は、消費税は非課税となります。
「じゃあ、慌てて買わなくて良かったやん!」 「来年に消費税が10%になっても関係ないやん!!」
って思われるかもしれません。
しかし、不動産業者に支払う仲介手数料や、司法書士の報酬など諸費用の一部には消費税がかかるので、その分は費用負担が増えます。
また、個人でも不動産売買を生業としている『個人事業者』や法人が売主であれば消費税はかかります。そういった物件は、増税分は価格が上がります。
新築物件は不動産業者が売主ですので、上記の法人や個人事業主となります。
「それならやっぱり増税前に買ったほうが良かったやん!(期待させやがって…)」
待ってください!増税後に買ったほうがお得な場合があるんです!
長くなりましたので次回に続きます。
【まとめ】
- 売買の場合、土地に消費税はかからない
- 中古住宅物件のほとんどは、消費税がかからない
- 消費税率UP後の方が、お得な場合がある